※この記事は歯科医師監修のもと作成しています。
今すぐ歯を真っ白にしたい!出来れば安く!
物価も上がってるし、数百円で何とかしたい…
そう思っている方は多いと思います。
実際、ホワイトニングの値段はいくらなのでしょうか?
ホワイトニングの相場
料金相場は下記の通りです。
料金
・オフィスホワイトニング¥20,000~
歯科医院で行う。
およそ1,2回で真っ白になる
・ホームホワイトニング¥20,000~
歯科医院で薬剤等を購入し、自宅で行う。
およそ2,3週間で白くなる
・ホワイトニングサロン1回数千円~
専用サロンに通う。
およそ数回程度で白くなる
料金相場なので、これより安いホワイトニングも存在します。
ホワイトニングの種類 | 楽・早 | 持続時間 | 料金 |
---|---|---|---|
オフィスホワイトニング | ◎ | ○ | ○ |
ホームホワイトニング | ○ | ○ | ○ |
ホワイトニングサロン | × | ○ | ◎ |
各ホワイトニングのメリットとデメリット
オフィスホワイトニング
メリット
およそ一回で真っ白になる。
歯医者で予約さえ取る事ができれば、その日のうちに行える。
デメリット
白さのピークがその時なので徐々に戻って来る。
劇薬の過酸化水素を使うので、2日間ほど知覚過敏になる可能性がある。
ホームホワイトニング
メリット
二週間毎日続けるので少しずつ白くなっていき、やめなければ白さが続く。
使用する薬剤がなくなっても、歯科医院で購入すればまた続けることができる。
デメリット
歯科医院へ行きマウスピースを作ってもらう必要が有るため、その日のうちに出来るかは分からない。
自宅で毎日二時間ホワイトニングを行うので面倒な人には向かない。
マウスピースが壊れたら、作り直してもらう必要がある。
ホワイトニングサロン
メリット
料金がとても安い。
通い放題などもある。
デメリット
料金が安い分、薬剤の成分濃度が薄いことが多いので劇的な変化は感じられにくい。
また、何度もサロンに通う必要がある。
安価な分セルフで行うことが多いため、専門知識を持った人がサロンにおらず、トラブルが起きることがある。
ホワイトニング薬剤の種類
なぜオフィスホワイトニングとホームホワイトニングで効果に差があるのでしょうか?
実は使用している薬剤が違うのです。ホワイトニング効果がある薬剤は過酸化水素または過酸化尿素のみとなり尚かつ過酸化水素は劇薬に指定されています。
取り扱うのに医師や歯科医師など、適切な訓練を受けた医療従事者であることが必要です。
その為、主に自己責任で使用できるものは過酸化尿素になります。
・オフィスホワイトニングでは過酸化水素を使用する
・ホームホワイトニング、ホワイトニングサロンでは過酸化尿素を使用する
クリーニングとホワイトニングの違い
まずクリーニングというのは、いつもの歯磨きとさほど変わらないという事です。
ただ、いつもの歯磨き粉に着色(ステイン)を落とす成分が入っているだけなのです。
着色を落とす成分が入ってるんだから、ホワイトニングになるんじゃないの?
そう思われる方も多いでしょうが、ホワイトニングとクリーニングは根本的に作用が違います。
ポイント
クリーニングは
歯の表面についた着色(ステイン)を、浮かせて落とす
ポイント
ホワイトニングは
薬剤が歯の中まで浸透して、内側から分解して白くする
ホワイトニングの主な原理は、酸化反応に基づいています。
簡単にいうとホワイトニングとは薬液を活性化させて歯の内側から汚れを取り除くもの。
この酸化反応を起こすためには、ホワイトニング薬剤の種類で書いた、過酸化水素または過酸化尿素という薬液を使用するのですが、過酸化水素というのは劇薬に指定されているので、市販で手に入る事はまずありません。
但し、過酸化尿素は過酸化水素より濃度が薄い薬液なので市販でも購入出来ます。
ではホワイトニング歯磨き粉とは一体何なのか?
ホワイトニングを謳っている歯磨き粉の成分の中には、エナメル質の沈着汚れに作用するポリリン酸ナトリウムなどが入ってる場合が多いです。
もちろん入ってないものに比べれば沈着汚れは落ちますが、先ほど書いた過酸化水素ではないので、劇的に白くなるという事はありません。
歯は長年の飲食で着色して来ます。
それらをゆっくり落としてくれるのがホワイトニング歯磨き粉だと思って下さい。
今すぐ真っ白になるわけではないですが、少しずつ着色を落としてくれる事は期待出来ます。
ホワイトニングの値段まとめ
料金の相場はおよそ¥20,000~
オフィスホワイトニングでは過酸化水素を使用、ホームホワイトニングやホワイトニングサロンでは過酸化尿素を使用
安価で歯を真っ白にすることは出来ない